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HPV軽度異形成になってわかったこと

HPVとは?

HPVとはヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)という感染症の略です。

女性の50%が生涯で1度は感染するもの

私も実際になるまでは知らなくて、たくさん調べました。
厚生労働省などの記事を確認すると、女性の50%が生涯で1度は感染するものらしいです。周りがなっていないからといって自分を責めたりする必要はありません。誰にでも起こりうることです。

性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.htm

だけど、癌になるリスクもあるという危うさ

HPVに感染するとどうなるのかというと、10%の人が異形成の進行により癌になります。異形成とは、”がん”と”正常”の間です。
ただ、ほとんどの人は2~3年のうちに自然消滅します。
ですがこれは軽度異形成の話で、私が実際に婦人科で検査を受けた際に教えていただいたことですが、異形成の度合いによって進行度合いが変わるので割合は一概に同じではないことは声を大にしてお伝えしたいです!

異形成について

HPVに感染すると子宮頸部異形成(しきゅうけいぶいけいせい)という状態になります。別名だと子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia:略してCIN)と言います。

異形成は感染症により細胞が変形してしまうというイメージです。そして病変の程度によって種類分けされるのです。種類は、軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成・上皮内がん(CIN3)の3つです。

種類意味私の結果
軽度異形成
(CIN1)
2~3年の内に70%~80%が自然治癒。
10%は進行する。
中等度異形成
(CIN2)
2~3年の内に40%が自然治癒。
10%~40%が高度異形成に進行する。
至急リスクの程度を検査する必要あり。
高度異形成
(CIN2)
手術が必要。
至急専門の病院へ行った方がいい。

軽度異形成CIN1のLSIL(ローシル)について

上記の表でも記載した通り、私はHPVの軽度異形成CIN1です。
軽度異形成CIN1の中でも以下に進行度合いが細分化されています。

結果意味私の結果
NILM
(ニルム) 
正常な細胞のみ。定期検診を続ける。
ASC-US
(アスカス)
異形成を疑う細胞がある。
LSIL
(ローシル) 
HPV感染や軽度異形成と考えられる。
ASC-H
(アスクハイ)   
中等度・高度異形成の可能性があるが
確定できない。
HSIL
(ハイシル)    
中等度・高度異形成と考えられる。

わたしはLISILという症状でした。
どちらに転んでもおかしくない状態でした。

なってみてわかったこと

すごく不安な毎日を過ごした。

とにかく毎日が不安でした。
初めはわからないものに対する不安感情が大きかったですが、
調べていく内に少数派に自分が該当していたらどうしようという不安になりました。

だけど、早く見つけられたということはそれだけ癌になるリスクを防げたという分けですから、よかったんだという気持ちを持つように心がけていました。

ワクチンの存在も知らなかった。

子どもの頃ワクチンを打っていなかった人はもしかしたらワクチンの存在すらもしらない人がいたのではないかなと思っています。


私も子どもの頃ワクチンを摂取していません。
当時、母も推奨していませんでした。昔はすごくワクチンについて煽ったメディアが溢れていたので、親世代が不安に思ってしまう気持ちも無理はなかったと思います。

自分のことだからしっかり学んでみようと思った。

なってしまった今は改めて、自分のことだからしっかり学んでみようと思っています。また、同じように不安を覚えている人にできるだけ正確な情報が届けられるようにしたいなと思いブログも始めてみました。

過ごし方を振り返る

改めて生活習慣を見直して1年間続ける。

担当のお医者さんにも規則正しい生活を心がけるようにと言われました。
禁煙や妊娠を考えるまではコンドームの使用をするように注意されました。食生活も見直して、お酒も飲まないようにし、23時には眠るようにしました。とにかくこれを1年間は続けるぞ!と頑張りました。

そして1年たった今、数値は異常なしに戻りました。
HPVの経過観察のために婦人科に行った回数は1年の間に3回です。
私は3回目で戻りました。

さいごに

友達もなっていたという驚き

私は当時すごく不安な気持ちだったので、信頼できる友人に相談しました。するとその子もなったことがあるそうで、話さないだけで意外と身近な話であることを実感しました。

その子はなった時は驚いたけど、自然となくなったと話してくれました。
その話を聞いて少し気が軽くなりました。

不正出血?生理?なんだろうと思ったらクリニックへ

普段から生理アプリを利用して、生理日を入力しています。
しかし、生理が終わったはずなのに、軽い出血ともとれるような、茶色く濁った織物のようなものを確認しました。
普段こういうことがなかったので、不正出血だったらどうしよう…とすごく不安になりました。ひとまず、直ぐに近くのクリニックを予約しました。

日本でも9価ワクチンが打てるようになった。

9価のワクチンではハイリスクになる型のほとんどを防ぐことができます。


私自身も今後の予防策として摂取しました。感染してしまったものを治すことはできませんが、不安な思いを繰り返さないようにするため、HPVの経過観察中に摂取しました。
3回の摂取が必要なので約6ヶ月かかります。治してから打つのでは時間がかかってしまいます。私は妊娠も考えていたので、この一年はしっかり自分の体と向き合おうと思い治療&対策をしました。

読んでくれた方の参考に少しでもなれば幸いです。

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